
2025.05.5
経営をしていると日々、いろいろな方から「応援しています!」という温かいお言葉をいただきます。
そんな日頃からよく耳にする「応援」とは、一体どんな力を持っているのでしょうか。
経営を続ける中で、私はその「応援」の力を何度も実感してきました。それは単なる励ましの言葉に留まらず、ときに人生を変えるほどの後押しになることがあることを私は知っています。
とりわけ忘れられないのは、創業時の出来事です。
今から13年前、私は独立起業を目指していました。
ある日、先輩経営者に「こういうことをしたいと考えている」と相談したところ、「まずは創業計画書を持っておいで」と声をかけていただきました。
言われるがまま、自分なりに作った計画書を持参したところ、先輩はその内容を丁寧に読み込み、練り直すべき点を具体的にアドバイスしてくださったのです。
それだけではありません。
創業時にかかる大きな費用についても、先輩が自ら販売元に価格交渉をしてくださり、その他多くの面で支援していただきました。
当時、先輩は複数の会社を経営され、経営コンサルティングも手がける非常に多忙な方。私は内心「どれくらい費用がかかるのだろう」とドキドキしながらも、課題をもらい、それを必死にクリアして次の機会に提出することを繰り返しました。そしてついに、オープンの日を迎えることができたのです。
オープン後、無事に開校できたご報告と、これまでのお礼を兼ねて、「費用のお支払いはどうしたらよいでしょうか?」と伺ったとき、返ってきた言葉は、
「オープンおめでとう!これからも頑張って!」
ただそれだけでした。
驚きと感謝の気持ちが入り混じり、
「自分だったらこんなふうに誰かの力になれるだろうか…」
と深く考えさせられた瞬間でした。
あのときの応援があったからこそ、私は無事にスクールを開校することができ、経営を軌道に乗せ、今も夢を叶え続けることができています。
時が経つにつれ、先輩がしてくださったことの大きさを、改めて強く感じています。
これは創業時の話ですが、創業後これまでの間の中でも、本当にたくさんの方々に応援をいただいたおかげで、今の私、そしてJOY&LIFE Creationが在ります。
これらの体験から、私は応援が持つ力を次のように考えています。
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応援は、挑戦する人の背中を力強く押してくれます。
「見てくれている人がいる」「信じてくれている人がいる」と思えることが、困難な場面でももう一歩踏み出す力を与えてくれます。
応援は、時に結果にまで影響を与えると考えています。
応援してくれる人の存在が、「絶対にやり遂げよう」という強い決意に変わり、それが実際の成果につながることは少なくないのでは、と感じています。
挑戦する道は、ときに孤独です。
ですが、応援があることで「自分は一人じゃない」と思うことができ、精神的な支えになってくれます。これは、私としても日頃から強く感じていることです。
応援は、人と人をつなげます。
応援する人たち同士が共感し合い、支え合うことで、応援の輪が広がり、自然とコミュニティが形成されていきます。企業活動においても、この「つながり」からくる連帯感は非常に大きな意味を持ち得ると考えます。
事業も自分が成し遂げたいと思う道も、継続していくことが大切です。
応援があることで、「ここまで来たのだから、もう少し頑張ろう」と思える。その積み重ねが、目標達成や成長へとつながると信じています。
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創業から10年以上が経ち、私は今、「いただいた応援を還していく番だ」と感じています。
お客様に対しても、共に働いてくださるスタッフ・先生方に対しても、そして、社会に対しても、その方の挑戦や夢を支える応援者であり続けたい。
私たちの会社やスクールが、誰かの夢の一歩を支える場所であれるよう、これからも誠実に歩んでいきたいと願っています。
応援の力は、計り知れません。
その力を信じて、これからもスタッフとお客様と共に、歩んでいきたいと思います。
人生に喜びを..
JOY&LIEE Creation
代表取締役 松舘香代子